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2014年6月27日 (金)

記譜(Notation)について

みなさんは自分で楽譜を書こうとしているときに、分かっているはずだったのに、「あれ、これってどう書けば良かったんだったっけ?」と迷ったことはありませんか?
たとえば、五線の真ん中の線を上下する音の連桁は、上向きに付けた方がいいのかな、下向きかな? 音が2度で重なったときの和音では、どっちの音をはみ出させるんだろう?など、小さなことですが、どっちの方が良かったっけって迷うことはありませんでしたか?

たとえば、こんな場合...

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「5構成音の和音で中央に来る音符のタイは、その音符の譜表上での相対位置に応じてふくらませる。上の例の左端(A)では、中央の音符が譜表中央にあり、よって、そのタイは下にふくらませる。中央の例(B)では、中央の音符が真ん中の線よりも上にあり、よってそのタイは上にふくらませる。ただし、5音和音の中央の音符がその和音本体の左側に位置する場合には、右端で示すように、符頭との衝突を回避できるようにタイをふくらませる。」
       [Music Notation -A Manual of Modern Practice- by Gardner Read]

浄書 ソフトが主流になった今は、ソフトが自動的に判断してくれるので、あまり考えなくても良くなったかもしれませんね。

楽譜制作の仕事を始めた頃、こんな「ほんのちょっとしたこと」でよく迷いました。「どちらでもいいような気がする。でも、どちらかがより適切なはずだと思う・・・」
記譜(Notation)の本が欲しくて、楽譜屋さんへ行って探してみても、音楽を学んだ人なら当然知っているような内容を羅列した本ばかりで、記譜について詳しく書かれている本は全くありませんでした。仕方なく、楽譜を出来るだけたくさん読み比べて、記譜の規則を経験的に学びました。

当社にインターネットがつながったのはいつの頃だったのか、もう覚えていないんですが、実は英語で探せば、記譜の本や記譜について書かれたものはたくさんあるんですね。
2001年にColorado CollegeのHPで見つけた「記譜の規則」が、わたしの初めての教科書になりました(出力したものが、今でもわたしの手元にあります)。
そして、最初に紹介した"Music Notation -A Manual of Modern Practice"が、長くわたしの教科書になっています。
といっても、英語の本を読むのはかなり苦労します。自分で読んでみたけど、はっきり意味のつかめないところも出てきます・・・。幸い、わたしのパートナーは翻訳を生業としているので、協力して訳してもらいました。

ここで得た細かい知識は、今のわたしの大切なものです。
小さなことだけど、自分が迷ったことなど、紹介していきたいなと思います。

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