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2014年6月13日 (金)

ガリ版鉄筆の時代

「ガリ版印刷、鉄筆、ロウ原紙」などの単語をご存じであっても、実際にロウ原紙と鉄筆を使ったことがある方は、このブログを読んでくださっている方の中でも、そう多くはないんじゃないでしょうか。
わたしは、「ロウ原紙と鉄筆」経験組です。小学生のときに、クラスの文集をガリ版印刷で作りました。「自分の書いた文章は、自分で書くこと」と先生に言われ、学校で一人一人、ロウ原紙に鉄筆で書きました。鉄筆で字を書くにはそうとうの筆圧が必要で、普段はきれいに書けるのに、下手な字になって悔しかったことを覚えています。

イニシエ、太古の昔。福田楽譜も、ロウ原紙と鉄筆を使って、楽譜を作る仕事を始めました。
楽譜を書くときに特に大変だったのは、符頭やト音記号、ピアノ譜のカッコなど、黒く塗りつぶさなければいけない部分だったそうです。「長時間、指に力を入れながら書いていると、手が腫れてきて痛かった」と二代目社長(実は、わたしの母なんですが...)が話していました。
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この楽譜は、1960年頃 、福田楽譜がまだ「福田プリント社」であったころの楽譜で、ガリ版刷りのものです。
手書きですが、楽譜版下として使える質のものに仕上げようと、丁寧に作っているなあと感心しました。文字も活字ではないけれど、レタリングが、レトロモダンな雰囲気を醸し出していますよね。

Old2_2
1960年代 当時、相愛大学はまだ「相愛女子大学」でした。これは、その音楽学部で使われた楽譜集の表紙です。この作品集には、山田耕筰の作品を林雄一郎氏がコーラス用に編曲したものが、たくさん載せられています。

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