ラフマニノフ作曲 Vocalise(ヴォカリーズ)-移調ピースの新譜
移調ピース、新譜のお知らせです。
前回の移調ピース新譜紹介から早一月がたってしまいました。移調ピースは、もっと頻繁に新しいものをご提供したいと考えているのですが、この8月は書籍版下作成業務がたて込み遅れてしまいました。新譜を心待ちにしてくださっている移調ピース「ファン」の皆さま、申し訳ありませんでした。
さて今回は、ラフマニノフ作曲「Vocalise(ヴォカリーズ)」です。
1912年作曲のソプラノまたはテノールのための「14の歌曲集」(作品34)の終曲であり、とっても有名な曲なので、きっとみなさま、どこかでお聴きになったことがあるでしょう。
「ヴォカリーズ」とは、"The Harvard dictionary of Music"によれば、次のように定義されています。
「歌詞のない声楽のための作品。19世紀の初めに、声楽のテクニックやソルフェージュの練習として発表された」
わたしはこの曲を歌ったときに、自分が楽器になったような感じがしました。歌詞の内容を歌うのではなく、曲から得た感情を一つの母音にこめて演奏するというのは、メロディ楽器と共通するものがあるのではないでしょうか。
キリ・テ・カナワのVocaliseです。
特に最後の部分は、胸が熱くなります。
フィラデルフィア管弦楽団、指揮ラフマニノフ。1929年レコーディングの演奏だそうです。
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