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2014年9月10日 (水)

とても低く移調するときには

フルートやバイオリンの楽譜を見ていると、加線が多くて、音を読むのが難しいなあと思うことがあります。
加線が少ないと楽譜は読みやすくなり、楽譜が読みやすいと、メロディの流れが自然に入ってきて、弾きやすく理解しやすい楽譜になります。

移調や移調ピースでは、「うんと低くしてほしい」というご希望もあります。
たとえば、ある曲を「完全5度下げて移調したい」とご注文いただいたとします。ミュージックソフトでただ移調しただけでは、曲によっては加線がたくさんある楽譜になってしまいます。こんな楽譜を渡されては、ピアニストは初見で弾くのが難しくて大変です。
福田楽譜ではそういう場合、こんなふうに楽譜を編集しています。

移調したままの楽譜です。

Ps_4

加線の多い音を下段に移動すると・・・。

Ps_5

楽譜はほんの少し手間をかけると、自然に音の流れを示してくれます。
読みやすく、弾きやすい楽譜を作っていきたいと思っています。

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