サトウハチロー童謡集
昨年12月、サトウハチローの自筆原稿を見つけたよ、というお話をしましたが、今回も、またしてもサトウハチローのお話しです。お付き合いください。
「年末に自宅の大掃除をしていたら、こんなものが見つかってん...」と、福田楽譜のもう一人のスタッフ(妹)がレコードのジャケットを持って、仕事始めに現れました。
二人が小さいときによく聴いた「サトウハチロー童謡集」のジャケットでした。中身のレコードはなくなっていて、ちょっと残念だなと思いました。
表紙は童画画家として有名だった初山滋さんの作品です。まあ、これは妥当な人選でしょうが、面白いのはこのレコードの「推せん者」です...。
「推せんのことば」は、「読売巨人軍長嶋茂雄」さんが書いておられます。発売年=1962年からすると、長嶋茂雄さんが26歳のときの推薦のお言葉のようです。童謡集の推薦のことばを野球選手が書くなんて、ちょっと可笑しいなとも感じますが、それくらい彼は有名で人気者だったということなんでしょうね。
納められている曲は、14曲。レコード冒頭の曲「べこの子うしの子」が私は好きで、小さい頃よく歌っていました。でも今は、子どもの歌として、あまり歌われないようですね。
こんな歌です。みなさんご存じでしょうか。
6曲目の「夕方のおかあさん」も好きでした。
このレコードの中で今も歌い継がれている曲は、「かわいいかくれんぼ」「ちいさい秋みつけた」くらいでしょうか。
今ではあまり歌われなくなった子どもの歌って、自分が小さかった頃を思い出してみると案外たくさんあるんですね。そんな懐メロも今後取りあげてみたいな、とも考えています。その節には、よろしくご辛抱くださいね。
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