ガリ版刷りの楽譜
3月末、当社事務所にお客さまが来られました。
昨年12月のブログ『楽譜が見つかりました』でご紹介した、福田楽譜の初代社長が作ったガリ版刷りの楽譜をたくさんお持ちの方です。「お父さんの楽譜、しばらく見ていただいてもいいですよ」と古い楽譜を貸してくださったのがこの楽譜です。今回、その楽譜に関するお話しをしに、来てくださいました。
ページをめくると、パラパラとくずれてしまいそうなくらい、紙がもろくなっています。昭和20年代前半、まだ戦争が終わって数年しか経っておらず、紙質が悪かったと教えていただきました。
貸していただいた楽譜は10曲以上あり、その中には、團伊玖磨や芥川也寸志の名前も見えます。
もともと初代社長はレタリングが上手く、NHK大阪放送局(BK)の台本を書く仕事を得て、福田プリント社(福田楽譜になる前の社名)を始めたとのことです。なるほど、ちょっとしゃれたレタリングの表紙やタイトルを書いていますよね。
お土産に、お庭に咲いた水仙をいただき、春の香りが、事務所いっぱいに広がりました。
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